さちこいのうえのアイクリニック2   〜サーファーと健康について〜

September 27, 2017

 

都内で眼科と美容医療で開業している(眼科専門医、抗加齢学専門医)、井上佐智子です。

お休みの日にサーフィンしています。まだサーファーと名乗って良い程の腕前はなく、、

どちらかというとド下手ですが、よろしくお願いします。

 

はじめに、私の専門分野の眼科のお話からさせて頂きます。

なんと言っても多いのが、サーフィン中に波に巻かれたり、波の状態で眼の中にすな•砂利などの異物が混入すること。

 

一般の患者様もそうですが、最初ご自身で何とかしようとされます。その場合の正しい対処法は、まずは、洗浄です。

サーフィン中に眼に異物がはいった時、および異物感を感じた場合、すぐに水道水で構いませんので、「流水で洗い流す」ということをして下さい。その際、手を綺麗に洗っていただくことも忘れずお願いします。それでも痛みや違和感を感じたら、眼科へ受診をお願いします。

 

それ以上に眼を触る場合は更に傷を付けてしまうこともあります。眼にはムチンというムコ多糖(べたべた成分)があるため、異物もべたっと組織に付着して存在していることがあります。そのため眼の異物はご自身では取りづらいことも多いのです。

 

ただ•••困ったことに、サーファーの皆様、

割とナチュラル思考の方が多く、「病院やお医者さんにはちょっとねー•••行くのやだよねー」という方も見受けられ•••。

いやいや•••行って下さい(来て下さい)。どの眼科さんでもきちんと対処して下さいます。

病院•医者嫌いのサーファー様にとって眼の異物をピンセットなどで取られることに抵抗を示されることは、想像に難くありません•••。頭越えの波なんてちっとも怖くないけれど、眼を

触られるのは絶対イヤな方は是非とも点眼麻酔をドクターにお願いしてみてはいかがでしょうか?

 

また、恐ろしいのはボードとの衝突事故。こちらは本当に受診をお願いします。

眼をぶつけることで、眼外傷が生じる方がいます。まず片目ずつ隠して見え方を確認しましょう。「見えない」というのはあまり良くないサインです。その日中に救急病院などに受診をしましょう。

具体的には眼外傷によって眼内の出血や炎症、そこから発生する続発生緑内障の可能性や、気がつかないうちに網膜剥離が発生する場合もあります。

また、眼球そのもの以外にも、眼を包み込んでいる骨の中でも下にある骨は薄いため、そこに

圧力がかかり、眼窩底骨折(がんかていこっせつ)という外傷に繋がることがあります。

筋肉が骨折部位に引っかかって、ものが二重に見える自覚症状があります。当然 虚血など、

緊急手術の場合もあり。何もないことを確認する、という意味でもやはり受診をお願いします。

 

次回は『サーファーと言えば健康的ですが•••そうでもなかったという事実』。

 

 

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